友人と比べて脇汗の量が多いと、「何で私だけ・・・」とショックを受けます。
実は脇汗をかきやすい人にはいくつかの共通の特徴がありますので、詳しく確認しておきましょう。
脇汗をかきやすい人に共通する特徴とは?
脇汗をかきやすい人にはいくつかの共通する特徴があります。
もちろん、私たちが汗をかくのは身体と脳をクールダウンさせたり体温調節をしたりといった理由があり、何も不思議なことではありません。
それに、他の部位と比べて脇の下は、以下の理由で汗の量が増えやすくなっています。
- 肌着や衣服に覆われている影響で熱がこもりやすい
- エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類の汗腺が存在している
1日に身体全体でかく汗の量は700ml~900ml程度、脇汗の量はスプーン1杯程度で性別や年齢に関わらず一緒です。
しかし、あまりにも量が多い場合は他の要因が絡んでいますので、脇汗をかきやすい人に共通する特徴をいくつか見ていきましょう。
日々の生活でストレスや緊張を感じやすい
日々の生活でストレスや緊張を感じやすい人は、精神性発汗(心の汗)が増えるので脇汗をかきやすくなります。
- 人間はストレスや緊張、不安を感じると自律神経の交感神経が優位な状態となる
- 交感神経は汗腺をコントロールしているので脇汗の量が増える
- 同時に副腎皮質ホルモンやアドレナリンの分泌が促される
- 皮脂が分泌されて雑菌による分解が進むので臭いもキツくなる
こういったメカニズムとなっており、足の裏や背中など脇の下以外の場所の発汗量も増えるのが特徴です。
- 仕事やプライベートでイライラすることが多い
- 繊細な性格で何事に関しても神経質
- 白黒はっきりしないことが凄く嫌い
- 完璧主義で責任感が強く自分一人で背負い込んでしまう
- 自己評価が低くて自分に自信を持てない
- 周囲の人間の視線が必要以上に気になってしまう
- 感受性が豊かで優しい性格の持ち主
- 何でも良いよと他人に流されてNOと言えない
上記に該当する人ほどストレスや不安を溜め込みやすく、脇汗の量が増えるので普段の生活の中でリフレッシュやリラックスを意識しなければなりません。
遺伝でわきが体質を受け継いでいる
遺伝によってわきが体質を受け継いでいる人は、脇の下の嫌な臭いだけではなく脇汗の量が増えやすい特徴があります。
多汗症が遺伝することは医学的に証明されておらず、100%関係しているとは言い切れません。
それでも、「わきが体質」「脇汗の多汗症」を併せ持っている傾向が強いのです。
- わきが体質の人はアポクリン汗腺が発達している
- 他の人よりも分泌物が多くなって雑菌が繁殖する
- アンモニアなどの臭い物質が作られやすくなる
- 脇汗と臭いの両方で悩まされる/li>
このように悩みが深くなりやすく、脇汗に加えてわきがの対策も並行して行う必要があります。
生活習慣が乱れている(不規則な生活を送っている)
生活習慣が乱れている人は脇汗をかきやすい特徴のひとつです。
不規則な生活を送っていると脇汗の量にも変化が出やすいので、どのように関わっているのかいくつか見ていきましょう。
- 脂っこい肉類やファーストフード食品ばかり食べていると汗腺が刺激されやすい
- 運動不足に陥っていると全身の汗腺が休眠状態に入って脇の下のエクリン汗腺が活発に働く
- 睡眠不足の状態が続くと交感神経と副交感神経の2種類の自律神経がバランスを崩す
運動をしなければ消費エネルギーが減少し、だんだんと体重が増えて肥満傾向が強くなります。
太ると脂肪の層が身体の熱を発散するのを妨げ、体温が上昇しやすいので脇汗をかきやすくなるのです。
脇汗を止めるために試したい方法は?
脇汗をかきやすい人の特徴に該当していても、体質改善ができないわけではないので安心してください。
多汗症や自律神経失調症などの病気を患っていないのであれば、日常生活の中で脇汗を止めることはできます。
「どんな対策を毎日の生活で行えば良いのか・・・」と悩んでいる女性は、海外でも人気となっている制汗剤のデトランスαがおすすめです。
デンマーク発祥の制汗剤となっていますので、デトランスαが脇汗に効くメカニズムを見ていきましょう。
- ロールオンジェルタイプのデトランスαを脇の下へと塗布する
- 主成分の塩化アルミニウムが汗腺の出口を変性させる
- 脇の下に存在する汗の通り道に角栓が作り出される
- 出口に蓋をするので汗が体外へと出にくくなる
物理的に脇汗の量を抑える効能を持ち、同時に殺菌作用によって臭いを作り出す雑菌にも働きかけてくれるのが特徴です。
寝る前にデトランスαを塗布し、翌朝に濡れタオルで拭き取るという簡単なケアで済むので、ぜひ一度は試してみてください。
制汗剤の使用に加えて生活習慣を見直そう
脇汗をかきやすい特徴の人は制汗剤を使うだけではなく、同時に生活習慣を見直さなければなりません。
物理的に脇汗の量を抑えられたとしても、不規則な生活を続けていると汗自体の量が増えますし、健康にも悪影響を与えます。
女性は女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)による影響で体温が上昇し、発汗が促されて汗をかきやすいので、以下の点を意識してみましょう。
- 趣味の時間を増やしたり半身浴をしたりしてストレスを発散する
- 緑黄色野菜や魚類など栄養素のバランスに気を配った食生活を送る
- ウォーキングやジョギングなどマイペースで続けられる有酸素運動を行う
- 夜更かしはできる限り避けて最低でも6時間以上の睡眠を取る
身体の内側と外側の両方から対策して、できるだけ脇汗を減らしてみてください。