ミョウバンには制汗作用と消臭作用があり、脇汗の対策にも効果を発揮します。
ドラッグストアやスーパーでは焼きミョウバンが販売されていますので、スプレーの作り方を簡単にまとめてみました。
ミョウバンを使った脇汗対策で得られる効果は?
ミョウバンとは食品添加物に指定されている硫酸カリウムアルミニウムのことで、以下のような用途で用いられています。
- ナスの漬物などの色落ち防止剤
- 芋などの煮崩れの防止
- 膨張剤(ベーキングパウダー)
このミョウバンは古代ローマの人たちが制汗剤として使っていたそうで、世界最古のデオドラント剤なのです。
脇汗やわきがの対策として活用できますので、どのような効果が得られるのか見ていきましょう。
- 高い収れん作用を持っているので脇汗の発生を抑えられる
- 肌を引き締める作用が期待できる
- アルカリ性のアンモニアと反応して中和することで消臭作用が得られる
- 水と溶け合って酸性になることで雑菌の繁殖を抑えられる
制汗作用や消臭防止作用を持っている物質なので、肌へと使うことによって脇汗を抑えたり臭いを和らげたりできます。
ドラッグストアやスーパーでは100円程度の価格で販売されており、金銭的な負担が加わらないのも大きなメリットです。
ミョウバンのスプレーの作り方は?
以下では、脇汗やわきがの悩みを抱えている女性のために、ミョウバンのスプレーの作り方をまとめてみました。
なかには市販されている製品もありますが、材料を用意するだけで自宅で気軽に作れるので一度試してみてください。
- スーパーで販売されている焼きミョウバン50gと水道水1.5リットルを用意する
- ペットボトルの中に入れてシェイクして混ぜ合わせる
- 溶けづらいので2日~3日程度に渡って放置して原液が完成
- 100円均一で販売されているスプレーボトルを用意する
- 更に10倍程度に薄めた後に脇の下へとシュッシュと吹きかける
ミョウバンと水の比率は15:1程度で、個人の肌質に合わせて臨機応変に変えても問題はありません。
人体に害のある物質ではありませんし、アンモニアに対する消臭作用が特に優れているので、脇汗による臭い以外にも足の臭いやペットの臭いの対策にもつながります。
「汗をかく」⇒「雑菌が分解する」⇒「臭い物質が作られる」という流れで体臭は酷くなりやすいので、細菌や雑菌の繁殖も同時に抑えられるミョウバンを有効活用してみましょう。
ミョウバン水のアレンジも効果的!
ミョウバン水のスプレーを作るに当たり、自分なりにアレンジしてみるのも効果的です。
- 水の代わりに濃いめの緑茶を入れるとカテキンとの相乗効果で消臭作用が高くなる
- レモン汁やミント、お好きな香りのエッセンシャルオイルを加えると爽やかな香りになる
エッセンシャルオイルの種類によっては肌への使用を避けた方が良い種類もありますが、消臭作用に加えてほのかな香りで脇汗による臭いをシャットアウトできます。
スプレーで吹きかけるだけではなく、コットンへとしみ込ませて脇の下を拭き取る使い方でもOKです。
ミョウバンを使った対策で脇汗に効かないことはある?
実際にミョウバンを使った人の意見を伺ってみると、以下のような口コミを得ていました。
- 塩化アルミニウム液よりも刺激なく脇汗の対策ができます
- 市販品を購入しなくてもわきがの臭いを和らげることができました
- 塗ってみると効果が高まるので試してみる価値はあると思います
安い料金で気軽に使用できるのもメリットですが、個人の体質や汗の種類によって向き不向きがあるので効かない人もいます。
それに、間違った方法で使い続けているとさまざまなデメリットがあるので注意しなければなりません。
- あまりにも濃度を濃くし過ぎると肌の炎症や吹き出物の原因につながる
- 顔全体に吹きかけていると発汗作用が抑制され過ぎて体温調節が上手くいかなくなる
- 使用期限は1ヶ月間程度で作り置きによって品質が下がっているとかぶれの原因になる
このような弊害があり、「自分は脇汗の量が多いからミョウバンをたくさん入れた水でスプレーしよう」と自己流の方法で対策するのは危険です。
何よりも民間療法のような感じで脇汗やわきがの対策として作られていないので、ミョウバン水が効かない人には専用グッズであるデトランスαをおすすめします。
デトランスαは脇汗の量や汗をかいた後の臭いで悩む方のために開発されました。
40代後半から50代前半の更年期の女性は特にホルモンバランスの変化で汗の量が増えやすいので、不快な症状を和らげるためにぜひ一度使ってみてください。